風浪宮の初詣情報！2026年の拝観時間から駐車場まで、参拝前に押さえたいポイント |

福岡県大川市に鎮座する風浪宮（ふうろうぐう）は、古くから筑後地方の守護神として信仰を集める、格式高い神社です。

地元の住民からは「おふうろうさん」の愛称で親しまれ、その歴史は西暦200年頃に神功皇后が創建したと伝わるほど、およそ1800年にも及びます。

ご祭神は、航海の安全や農業・漁業の神様である「五十猛命（いそたけるのみこと）」。

その御神徳から、特に海上の安全や大漁満足にご利益があるとされ、また、厄除けや家内安全、開運招福を願う参拝者で一年中賑わいます。

例年、新年を迎える正月三が日には、大川市はもとより、近隣の市町村からも多くの人々が初詣に訪れ、境内には露店が立ち並び、厳かながらも華やいだ新春の空気に包まれます。

今回の記事では、風浪宮の初詣情報や混雑状況など、参拝前には押さえておきたいポイントをまとめてご紹介したいと思います。

風浪宮の基本情報

風浪宮は、終日参拝可能なお寺です。

風浪宮では、年明けと同時に重要な祭事が執り行われ、それに合わせて多くの人が訪れ、三が日の中で一番の賑わいをみせます。

特に、1月1日午前0時30分より奉納される風浪勝運太鼓が終わると（約30分の演舞）、演者による餅投げが行われ、新年最初の【福】をいただこうと集まってきます。

お正月ならではのイベントとして、2025年正月期間中にご神木「白鷺の楠」をライトアップし、1時間に1回約5分程度、風浪宮雲海（ミスト）を行い、幻想的な空間へと導いてくれています。

令和7年
12月31日 18時〜23時（各1時間毎、約5分間）

令和8年
1月1日
0時～23時（各1時間毎、約5分間）
　　
1月2日・3日
7時〜22時（各1時間毎、約5分間）
　　　　　　
1月4日・5日〉
7時〜20時迄（各1時間毎、約5分間）

そんな参拝客を惹きつけ、多くの人が足を運ぶ風浪宮は、もちろん境内へ入るまでにかなりの待ち時間が発生し、周辺道路も渋滞します。

臨時駐車場が用意されていますが、係員の誘導に従うことになるので、自分の思ったようには動けず、ヤキモキすることでしょう。

そこで、風浪宮では混雑を避けるために、12月下旬から大祭が行われる2月9～11日までにどうぞと、公式HPでも呼びかけています。

人混みを避けたい方は、少しだけ時間や時期をずらしてみるのも良いでしょう。

風浪宮では、本殿を正面に見た左側に社務所があり、そこでお守りやおみくじをいただくことができます。

風浪宮ではご祭神が航海の神様である「五十猛命」であることから、「海上安全」「交通安全」のお守りが特に有名で、地元漁業関係者やドライバーに人気が高いです。

また、神功皇后が創建したという伝説から、「安産」「子授け」のお守りも御神徳があるとされ、女性の参拝者にもおすすめです。

もちろん、定番の「開運招福」「厄除け」のお守りも種類豊富に取り揃えられています。

御朱印もいただくことができますが、初詣期間中は社務所が非常に混み合うため、書置きでの対応となる場合が多いです。

直書きをご希望の場合は、三が日の混雑期を避けて参拝されることをお勧めします。

風浪宮では、毎年10店舗ほど屋台が出店しています。

詳しい期間や営業時間は不明ですが、12月31日の20時頃にはお店の準備が始まっている、1月4日に行ってもまだ2～3店舗残っているという情報があります。

鳥居から新門までの間に出店しているので、参拝を終えてから散策しやすく、ついつい温かいものを購入してしまいそうですね。

①風浪宮参拝者専用駐車場
住所：福岡県大川市酒見733
利用可能時間：終日可能
台数：不明

②旧大川中学校臨時駐車場
住所：福岡県大川市酒見631
利用可能時間：元旦より1月9日まで臨時駐車場として設置。以降は、1月10日～2月11日の大祭までの土・日・祝日のみ。
台数：約300台

周辺に有料駐車場はありません。

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福岡県大川市に鎮座する風浪宮は、約1800年の歴史を持つ筑後の古社として、長きにわたり人々の信仰を集めてきました。

初詣期間中は混雑が予想されますが、ぜひ元日の歳旦祭の厳かな空気や、餅投げの賑わいを体験してみてください。

海上の安全や厄除けに御神徳がある「おふうろうさん」の清らかな地で、心願成就を願い、悠久の歴史に触れ、新しいお守りを手にすることで、きっと清々しい気持ちで新年を迎えることができるはずです。