福岡県と大分県の県境にそびえる英彦山(ひこさん)は、古より神の山として崇められてきた、日本三大修験道場の一つです。
その山中に鎮座する英彦山神宮は、開山以来1200年以上の歴史を持ち、厄除けや心願成就にご利益があるとされ、九州屈指のパワースポットとして知られています。
年の初めにこの霊峰を訪れる初詣は、ただ新年を祝うだけでなく、清々しい神気と厳かな雰囲気に包まれ、心身ともに清められる特別な体験となるでしょう。
ケーブルカーを利用して参拝できる上宮、壮麗な権現造の奉幣殿など、歴史と自然が織りなす荘厳な景色の中で、新たな一年への決意を固めるにはピッタリではないでしょうか。
今回の記事では、英彦山神宮の初詣情報や混雑状況など、参拝前には押さえておきたいポイントをまとめてご紹介したいと思います。
英彦山神宮の基本情報
| 名称 | 英彦山神宮 |
| 住所 | 福岡県田川郡添田町英彦山1 |
| 参拝時間 | 終日可能 |
| 社務所時間 | 12月31日 9:00~17:00、22:00~1月1日 17:00 2日(火)以降は、9:00~17:00 |
| 電話番号 | 0947-85-0001 |
| 最寄り駅 | JR彦山駅から町営バスで約20分、下車徒歩で15分 |
| 車でのアクセス | 大分自動車道杷木ICから別所駐車場まで約40分、そこから徒歩約20分 |
| 英彦山神宮 公式HP | https://hikosanjingu.or.jp/ |
| 英彦山神宮 公式instagram | https://www.instagram.com/hikosanjingu.official/ |
初詣期間の参拝時間・祭事、それに伴う混雑状況
| 日付 | 祭事 | 詳細 |
| 12月31日 | 大祓式・除夜祭 | 17時~ 大祓式が終了後、除夜祭開始 |
| 1月1日 | 松柱神事 | 0時~ |
| 1月1日 | 元旦祭 | 10時半~ |
| 1月2日 | 業安全商売繁昌祈願祭 | 11時~ |
| 1月3日 | 元始祭 | 11時~ |
英彦山神宮は、終日参拝可能な神社です。
修験道の霊山、英彦山に鎮座する英彦山神宮では、初詣期間として元日から三が日が特に混雑します。
年明けの深夜には、英彦山特有の神事である松柱神事が執り行われ、1日の元旦祭、2日の業安全商売繁昌祈願祭、3日の元始祭と新年から神事が立て続けに行われ、毎年多くの参拝客が訪れ、三が日ならではの賑わいをみせます。
混雑状況については、三が日を通じて終日混雑が予想され、特に元日の午前中と、三が日の午前10時から午後3時頃にかけては、最も混み合います。
この時間帯は、ケーブルカーの利用や、奉幣殿へと続く石段、周辺の駐車場も大変な行列となることが考えられます。
混雑を避けて比較的静かに参拝したい場合は、三が日を過ぎた1月4日以降、または三が日の早朝の時間帯を選んで訪れるのがおすすめです。
お守りや御朱印は購入できる?
英彦山神宮では、奉幣殿授与所と下津宮授与所の2か所があります。
登山守や梵珠守、勝守などのお守りが用意され、2か所に分けて頒布されています。
英彦山神宮のおみくじは、青やピンク、オレンジと色がついているのが特徴で、おみくじ掛けにはカラフルなおみくじが結ばれています。
お守りとしても利用できる【とんぼ玉おみくじ】は、おみくじと綺麗な色合いのとんぼ玉がセットになり、とんぼ玉は鈴がついていないので、かばんやポーチにつけるのにちょうどよいでしょう。
英彦山の伝統工芸品である日本最古の土鈴「英彦山がらがら」も人気のお守りで、魔除けや虫除け、災害除けになると言われており、玄関にかけたり田んぼの水口に差したりします。
下津宮授与所で御朱印をいただくことができますが、その時の状況で直書きか書置きになるか変わるので、直書きがいいという方は、三が日を外した方が良いでしょう。
屋台は出てる?
英彦山神宮では、屋台の出店はありません。
12月31日は、英彦山スロープカーが夜間特別運行を行うため、併設されているお土産売り場で購入するのはいかがでしょうか。
また、周辺にあるカフェも12月31日の深夜営業を行っているので、冷えた体に温かい飲み物は格別だと思います。
参拝に便利な駐車場はある?
無料駐車場情報
①英彦山神社 別所駐車場
住所:福岡県田川郡添田町大字英彦山1487
利用可能時間:終日可能
台数:不明
②銅の鳥居駐車場
住所:福岡県田川郡添田町英彦山1512
利用可能時間:終日可能
台数:40~60台
有料駐車場情報
周辺に有料駐車場はありません。
混雑を避けてスムーズに駐車場を見つけたい。
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英彦山神宮は駐車場が色々な場所にありますが、利用しにくいところもあるので、満車になると駐車場を探すのも一苦労でしょう。
そんな中でも、確実に駐車場を確保し、事前に不安は解決しておくといいでしょう。
まとめ
古くから「神の山」として崇められてきた英彦山での初詣は、単なる年始の行事を超え、心身を清める厳かな体験となります。
荘厳な社殿と、清冽な山々の空気に包まれながら迎える新年の朝は、きっと格別なものとなるでしょう。
混雑する三が日に訪れる際は、時間に余裕をもって早朝の参拝を心がけ、お守りや御朱印の授与についても「書き置き」となる可能性があることを念頭に置いて計画を立てましょう。
歴史と修験道の神気が宿るこの霊峰で、新たな一年への力強い決意と、清々しい気持ちを授かってみてはいかがでしょうか。


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